Facebook Shopはプラットフォームの大きなユーザー基盤を活用でき、越境EC事業者にとって比較的低コストな集客チャネルになります。本記事では、開設条件、商品選定、物流、ショップ設定から商品掲載までを順番に解説します。
Facebook Shopは、Facebookの大きなユーザー基盤を活用してブランドと見込み顧客をつなぎ、露出を増やして販売につなげる仕組みです。越境EC事業者にとって、有力なトラフィック獲得チャネルになる場合があります。このガイドでは、開設前の準備からショップ構築までを順を追って説明します。
ショップ開設前の準備
1. アカウントとFacebookページ Facebook Shopを申請する前に、Facebook Business Managerと自社のFacebookページの両方で管理者権限を持っている必要があります。ページと商品カタログは同じビジネスアカウントで管理します。つまり、まずビジネスアカウントを作成し、その後に自社ブランドのFacebookページを用意します。
2. ネットワーク地域と事業地域を一致させる 注意点として、Facebook Shopの取引機能は北米、東南アジア、ヨーロッパなどの一部の国・地域でのみ利用でき、中国本土の事業体は対象外です。そのため、対応地域で実際に登録・運営している事業体を使って申請してください。事業が正当に対応地域に所在している場合、ショップ管理時に使用するネットワークの出口、ブラウザのタイムゾーン、言語を実際の事業所在地に合わせるとよいでしょう。環境と事業地域が明らかに食い違うことによる追加確認の可能性を抑えられます。PurpleMarkはショップごとに独立した環境を作成し、管理画面やCookiesを分離できるため、複数ショップ・複数地域を運用する際の環境混在を減らせます。
3. 独自の商品候補リストを作る 「必ず儲かる」とうたう案件をそのまま追いかけるのは避けましょう。まずターゲット市場に合わせて商品候補を作り、クリック、問い合わせ、コンバージョンをテストします。人気商品、受け入れられる価格帯、成約しやすい商品を見つけ、実績のある商品リストを徐々に蓄積していきます。
4. 信頼できる物流業者と連携する 個人販売者は通常、送料を自分で負担します。割高な料金や低い効率を避けるため、できるだけ直接取引できる物流業者を探しましょう。初心者は複数社を少量の注文で試し、信頼できない業者に注意しながら、実務経験を通じて安定した物流網を構築していくのが現実的です。
Facebook Shopを設定する手順
- Facebookにログインし、自分のFacebookページを開きます;
- 左側メニューの「ショップ」をクリックします;
- 「設定を開始」をクリックしてショップ設定画面を開きます;
- ショップ名、カテゴリ、住所などの基本情報を入力します;
- ショップの通貨と支払い方法を選びます。Facebookの支払いオプションやPayPalなどを設定できます;
- 「商品を追加」をクリックし、商品名、価格、説明、画像などを入力します;
- 商品カテゴリとタグを設定し、購入者が商品を見つけやすくします;
- 国内/海外配送や送料計算方法などの配送オプションを設定し、「保存」をクリックします。
設定が完了するとFacebookページに「ショップ」入口が表示され、購入者が商品を閲覧・購入できるようになります。

まとめ
Facebook Shopは、比較的低コストでソーシャルコマースに取り組みたい越境EC事業者に向いています。「準備―商品掲載―運営」という長期的なプロセスとして考えましょう。まず事業体とFacebookページを適切に整え、次に商品選定と物流の土台を固め、その後ショップを順番に設定します。実在する事業とルールに沿った運営を前提に、テストと経験の蓄積を続けることで、Facebookからのトラフィックをより安定した売上につなげやすくなります。


